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Japanese Dream
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Mélissa

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"If you want to live in Japan, go live in Japan": a French graphic designer's first weeks in Fukuoka

「日本に住みたいなら、住めばいい」福岡に来たばかりのフランス人デザイナーの話

メリッサさんはフランスの出身だ。10月から、福岡でグラフィックデザイナーとして働き始める。

仕事の幅は広い。Amazonなどのネットショップに載せる商品の画像。これは国ごとに作りが違う。イベントのパンフレット、チラシ、ポスター。それに、商品のパッケージも手がける。

福岡に着いたのは、2週間ほど前だ。

最初の印象は、穏やかなものではなかった。空港からタクシーに乗ったら、運転手さんが少し怖かった。大丈夫かな、と思ったそうだ。

そこから、人が現れ始めた。シェアハウスの仲間。フランスのジャパンエキスポで知り合った、福岡に住む女性は、着いたらすぐ会おう、街を案内するから、と言ってくれた。父親にも福岡に知り合いがいた。そして、この仕事のリンクを送ってくれた友人もいた。

フランスと日本は正反対だ、と彼女は言う。景色も、人も、もちろん言葉も。そこが好きなのだという。

「日本でいちばん好きなのは、人です」

どこへ行っても、誰かが親切に助けてくれた。そしてその多くが友達になった。青森にも、山梨にも、東京にも、関西にも友達がいる。日本語を話す外国人だから、というのもあるのかもしれない、と彼女は言う。外国人と話してみたい。でも英語は話せない。彼女となら、そのまま話せる。

フランスで恋しいものは、もうあるのだろうか。家族。お母さん、お父さん、きょうだい。それから猫。ほかは、まだない。今はまだ少し休暇のような気分だ。フランスでの最後の数か月は楽ではなかった。これは、やり直しなのだという。

夢は、引っ越しよりずっと前からあった。15年以上になる。

初めて日本に来たのは2007年。大阪で開かれた世界陸上だった。父親がアナウンサーとして働いていて、スタジアムのフランス語の声を務めていた。英語の声、日本語の声と並んで。

当時は日本のことをほとんど知らなかった。多くの人が入口にするアニメにも、興味がなかった。それでもその2週間、旅行で行ったほかのどの場所とも違う、落ち着いた気持ちでいられた。

ひとつだけ引っかかったのは、自分が観光客だと感じたことだ。決まった道をたどって、決まった場所を見る。その道から外れたかった。だから帰国したとき、自分と約束をした。

「次に日本に来るときは、話せるようになっていよう」

独学で7年ほど、そのあとフランスの日本語学校で3年。アニメとドラマで学んだ。英語を、Netflixでアメリカ映画を見て覚えたのと同じやり方だ。それと、基礎だけが載った教科書。読み書きができなかったので、学校に通うことにした。漢字は今も難しい。読めるものもあるが、全部ではない。

JLPTのN2に受かったのは10年ほど前。学校に通い始めて間もない頃で、ぎりぎりの合格だった。N1は受けていない。当時は日本で働くつもりがなく、いつか働きたくなったときのためにN2があれば十分だと思った。

多くの会社が採用の条件にするN2。それで、ここで暮らして働けるかどうかが本当に分かるのか。彼女はそう思っていない。

「N2の問題は、ただの紙だということです。話していないんです」

試されるのは読むことと聞くことだけ。しかも一度取れば一生有効だ。10年前に取ったけれど、今もそのレベルかは分からない。大事なのはむしろ話すことだ、と彼女は言う。AIやGoogleのような道具があれば、知らない言葉でも読める。でも、何でも読めるのに、話す場面になると固まってしまう人を、たくさん知っている。

これから先のことは、まだ決めていない。今はシェアハウスで、契約は6か月。そのあとはアパートを探すかもしれない。まずは仕事がどうなるかを見たいという。

最後に、同じ夢を持つヨーロッパの人、フランスの人に一言もらった。

「諦めないでください。今じゃなくても、行きたいなら、きっと行けます」

彼女は10年以上かかった。そしてもうひとつ。SNSは聞かなくていい。日本は大変だ、日本では働けない、と言うインフルエンサーはたくさんいる。自分で決めること。

「大変だったら、帰ればいいんです。それは失敗じゃない。挑戦したということです」

何もしないことと、やってみること。違いはそこにある、と彼女は言う。

「日本に住みたいなら、住めばいいんです」

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